【大阪W選挙情勢まとめ】気になる橋下氏の動向は? 府知事選は維新優勢、市長選は一騎打ち?
それでも、橋下氏の同行に注目の集まる大阪W選挙
任期満了に伴う大阪市長選が8日、告示された。5日に告示された大阪府知事選と合わせて4年ぶりのW選挙となる。(いずれも22日に投開票。)大阪の街は、再び選挙モードに突入したが、しかしながら、市民はお祭りムードに浮かれることもなく、慣れっこという印象も受ける。
橋下維新VS.自民 「最後の戦い」大阪ダブル選、号砲【朝日新聞デジタル(2015/11/5】
http://www.asahi.com/articles/ASHC40PC3HC3PTIL016.html
今回も、議論の中心は大阪都構想にあり、維新vs反維新の対立構図に変わりはない。5月に行われた大阪都構想をめぐる住民投票で惜敗し、自らも政界引退を宣言した橋下徹氏であるが、新たに”新”都構想を引っさげ、自身の後継者でもある吉村候補(市長選)の応援に熱が入る。
政策論議もさることながら、やはり、市民の注目は橋下氏の動向にあるようだ。選挙戦を前に、国政政党「おおさか維新の会」を旗揚げし、再び政界での影響力を持ち始めている橋下氏。仮に、維新側が府知事選、市長選ともに勝利をあげるとすれば”維新”が勢いを取り戻すことは確実で、ひょっとすると橋下氏の「政界引退宣言」はなかったことになるのかもしれない。
橋下氏を応援する人も反対する人も、その「もしも」は一度ならず脳裏をよぎっていることだろう。そうなれば、おおさか維新の会にも少なからず追い風になるであろうし、来年夏に控えている参議院選挙に向けて、ますます橋下勢力が活発化することも必至だ。
引退するって本当ですか??橋下徹の「政治生命」を、大阪ダブル選から徹底分析してみた【Blogos(2015/11/9)】
http://blogos.com/article/143651/
実際のところ、W選挙の情勢はどうなのか
10月末の各紙世論調査では、大阪W選挙へに対する回答で「関心がある」と答えた人は前回の選挙よりやや減った印象だが、他の地域と比較すればやはり大阪都構想の議論が盛り上がりを見せている影響もあり今だに市民の関心は高いと言っていいだろう。
府知事選に関しては、現職の松井知事が優勢と見て間違いないが、市長選は与野党が結集して応援する柳本候補と維新側の吉村候補の一騎打ちとなる見通しで、どちらに転んでもおかしくはない状況だ。
大阪W選「現地ルポ」【日刊ゲンダイ(2015/11/9】
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/151105/plt15110515240011-n1.html
維新、反維新のどちらにとっても、今後、自分たちの思い通りに政治を進めていくにはW選挙の両方に勝利することが求められていて、もしそれぞれの勢力が知事と市長のポストを分け合う、いわば「ねじれ」とも言える状況に陥った場合には、さらなる混乱が待ち受ける可能性もある。
長谷川豊、大阪W選に願うもの【livedoornews(2015/11/11)】
http://news.livedoor.com/article/detail/10819467/
「新自由主義」が加速する~大阪W選挙【Blogos(2015/10/25)】
http://news.livedoor.com/article/detail/10819467/
停滞する大阪経済や格差の拡大が叫ばれる中で、果たして結末はいかに。