ベトナムは模造品の天国!?コピーされやすい人気ブランドの傾向を解説

近年、日本が力を入れているのがベトナムにおける販路拡大。日本商品は正規に輸入したものを販売すると、価格が高額にならざるを得ません。そのあめ、ベトナムではびこる模造品は、日本の商品の販路拡大を阻む大きな問題となっています。そこで、現在のベトナムでは、どのような模造品が定着しているのか、どのような人が購入するのか、その傾向をまとめてみたいと思います。

【ベトナム模造品①】どのようなコピー品が出回っている?

ベトナムのホーチミンの主要観光地のひとつがベンタイン市場とサイゴンスクエア。最近、ホーチミン市の市場管理局が、このふたつの市場に入っている店舗の一斉立ち入り検査を行いました。それにより、模造品であるとして没収された品目はなんと約1万点。その内容も、洋服、かばん、靴、時計、財布など、あらゆるジャンルにおよびます。

コピー品の出どころは中国が中心

ベトナムで売られている模造品の多くは中国から来たものです。ベトナム北部には中国との国境があり、一般の住民が気軽に往来ですることができます。そのため、比較的簡単に模造品を持ち込むことができるのです。その他、ハノイ市の隣にあるハイフォン市や、ベトナム南部のホーチミン市の港から運ばれることも。交易ポイントはベトナム全土にあり、それらを取り締まることは実質困難であるとされています。

【ベトナム模造品②】ノースフェイスのコピー商品の量はダントツ

アメリカの老舗のアウトドアブランドであるノースフェイスは、模造品が広く浸透しているブランドのひとつ。ベトナムの市場に行くと、ノースフェイスのリュックスタイルのバッグがズラリと並んでいます。約2000円から3000円程度の価格設定であることが多く、観光中に荷物が増えてしまった観光客が気軽に購入することも多いコピー商品です。

ノースフェイスのコピー商品は一見すると高品質

ノースフェイスのコピー商品は「見た目」が高品質であることが特徴。このレベルのノースフェイスを2000円、3000円で買えるとなると、ついつい手が伸びてしまうところです。ただ、見た目はしっかりしているものの、ちょっとしたところにずさんな所が。重たい荷物を少し入れたら肩ひもがとれた!なんてことも少なくありません。あまり信用しない方がいいでしょう。

【ベトナム模造品③】ユニクロのコピー品はベトナム人に大人気

ユニクロもベトナムでコピーが出回りやすい商品のひとつ。ベトナムの街を歩くと、ユニクロのポロシャツを着た人をたびたび見かけます。ベトナムには、ユニクロの看板を掲げているお店が多数ありますが、正規のお店が出店されたのはごく最近の話のため、ほとんどが偽店舗です。

ユニクロのコピー品は分かりやすさが特徴

ユニクロのコピー品は日本人なら誰でも見分けることが可能。なぜなら、洋服にでかでかと「UNIQLO」という刺繍がされているからです。刺繍の大きさは、遠目でも分かるほど不自然なサイズ。もちろん、日本旅行等を通じて、本物のユニクロを入手するベトナム人も。そんなとき必ず「本物のユニクロだ!」と自慢してきます。

【ベトナム模造品④】繁華街にはグッチやシャネルの偽店舗が多数

とくに観光客が多く集まるエリアに行くとグッチやシャネルの偽店舗がずらりと並んでいます。なかなか立派な店舗で、正々堂々と「Gucci」や「Chanel」の看板をかかげているので正規の店舗なのかな?と思ってしまうほどですが、ほとんどが偽物です。本物を購入したいのであれば「Takashimaya」のような大手百貨店に行くことをおすすめします。

ベトナム人はグッチが大好き

正規品かコピー品かを見分けることが難しいブランド商品がある一方、日常的に使う安物に気軽に「Gucci」と印刷されていることも多数。でかでかと「Gucci」とプリントされた500円以下のペタペタサンダルやTシャツを身に着けるのは、日本人としてはかなり恥ずかしいはず。しかし、ベトナム人は気にすることなく気軽に身に着けています。

【ベトナム模造品⑤】家電であればソニーの偽物が流通

ベトナムで高い信頼を得ているのが日本製の家電。アメリカ製や韓国製の家電も目立つベトナムですが、なかでも日本製はベトナム人の憧れです。とくにベトナムでブランド力が高いのがソニー。「ホンダ」と並び「ソニー」は超有名日本企業。そのため家電のなかではソニーのコピーがとくに多く出回る傾向があります。

いろいろな所に不自然なところがあるコピー家電

コピー家電は、注意してみると、不自然なところを簡単に発見できます。「Sony」が「Soni」になっていたり、不自然な日本語の説明が記載されていたり…。また、家電のデザインが明らかに日本っぽくないことも多々あります。何気に性能は悪くないので、コピーかどうかとは無関係に売れてしまっているという現状があります。

まとめ

いろいろな形で模造品が出回っているベトナム。最近は、コピー商品を身に着けることを「恥ずかしい」と思うベトナム人が増えており、本物志向が高まってきています。購入を検討するとき、「本当に日本から輸入したのか」「本当に日本製なのか」と念入りに確認するなんてケースも目立ちます。

このように、徐々に模造品を取り巻く環境は厳しくなっているものの、出回っているコピー商品の数が膨大で、一定のニーズがあるというのがベトナムの現状。そのため、コピー商品を完全に排除するまでには、まだまだ時間がかかるというのが現状です。