【賛否両論】Facebookのアイコンを”トリコロール”にすること、に対するネット上の様々な反応まとめ
今日のまとめ記事を短くまとめると?
今日の記事の流れはこのような感じです。
Facebookのトリコロールキャンペーンスタート
↓
賛同者続出
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違和感を表明する人も続出
(中には賛同者を揶揄する人も)
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論争に発展
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賛成派 vs 反対派 それぞれの主張
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第三者的な意見
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今回の騒動を様々な角度で分析する人
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最終的には、意見の異なる相手をどう受け入れるかという話
それではスタートです。
事件発生直後にFacebook公式でスタートしたトリコロールキャンペーン
11月13日にパリで発生した同時多発テロ事件では、今までに少なくとも129人の死亡が確認されている。パリ市民が集うディナータイムを突如として襲った惨劇は、世界中を震撼させた。一般市民によって撮影された動画は、SNS上でものすごいスピードで拡散され、現場の恐怖や緊張感を伝えることとなった。
もちろん、私たちの住む日本でも、事件翌日からは各メディアが特集を組むなどして一斉に今回の事件を報じ始め、日本国内においても様々な議論が沸き起こっているわけだ。
しかしながら、今、国内のネット上では、今回のテロ事件そのものよりも、それとは少し道をそれたところで、ある問題についての大論争が展開されているのだ。この記事を読んでくださっている方たちは、もうすでにご存知のことだとは思うが、その論争のまととなっているのは、そう、「Facebookアイコン問題」である。
パリ同時多発テロ事件発生直後、Facebook公式では、アイコン画像にフランス国旗であるトリコロールの画像を重ね合わせて犠牲者を悼むという、いわば「トリコロールキャンペーン」を始めたのである。クリック1つで、キャンペーンに参加できるとあって、瞬く間に世界中に広まり、一時、タイムラインはトリコロール一色となるほどだった。
Facebook、プロフィール写真のフランス国旗化機能に「パリだけではない」の声も
Facebookが、11月13日にパリで起きた同時多発テロを受け、プロフィール写真をフランス国旗のトリコロールカラーにする機能の提供を始めた。支持する声もあるが「パレスチナやシリアでも多くの人々が犠牲になっているのになぜパリだけ」という批判も。
www.itmedia.co.jp
Facebookのアイコン変更合戦は、今回が初めてではない!?
実は、Facebookによるアイコン画像変更キャンペーンは、今に始まったことではない。
今年6月には、アメリカの連邦最高裁が同性愛を認める判決を下したのを契機として、LGBT(性的マイノリティーの総称)の人たちを応援するような意味合いで「レインボーキャンペーン」を展開したのだ。
Facebookプロフィールが虹色に 全米の同性婚承認祝う新機能 Twitterにも虹色のハート
全米の同性婚容認を歓迎し、FacebookとTwitterがそれぞれ、LGBTの尊厳を象徴する虹色の旗をイメージした新機能をリリースした。
www.itmedia.co.jp
この時にも、一定数の賛同者がいたし、Facebook公式のそのような対応を評価する声が多かったように思う。もちろん、その時にも全ての人がそれに賛同したわけではなく、違和感を唱えたり批判をしたりする人たちがいたことも事実だ。
ノリ?偽善?Facebookのレインボーアイコンが議論になってる – NAVER まとめ
最近FBでよく見かけるレインボーカラーのアイコン。あれが意味することを誤解されてたり、レインボーアイコンにすることについて賛否両論が上がったりと、混乱をきたして…
matome.naver.jp
今回も、犠牲者に追悼の意を表するという意味合いで多くの人々に受け入れられ、キャンペーンは成功のうちに終わるかに見えた。しかしながら、今回はキャンペーンの存在自体に違和感を持ち始める人が次々と出てくることとなったのである。
アイコン変更に違和感を感じる人たちの声
気がつくと、賛同する人たちと同じくらい、このキャンペーンに違和感を持つ人たちが声を上げ始めたのである。その代表的な考え方は、「なぜ今回の事件だけなのか?」という声である。
FBプロフ「フランス国旗化」に対する強い違和感(古谷経衡) – Yahoo!ニュース
パリでのテロ事件を受けて、米FBが「プロフ写真に仏国旗を重ねる」祈りのキャンペーン、を開始した。日本人FBユーザーもこれに追随する。「軽い」追悼と平和への祈りに対する違和感と疑問。
bylines.news.yahoo.co.jp
そもそも、「テロ」という言葉を私たちがよく耳にするようになったのは、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ以降であっただろうか。あれ以来、世界中のあちこちで、毎年、いや毎月のようにテロによる爆発などが頻発し、その度に多くの人の命が奪われてきた。
今回のパリの事件は、ヨーロッパでは戦後最大規模の事件だと言われるが、中東やアフリカに目を向ければ、もっと多くの血が流れ続けてきたことを私たちは見て見ぬ振りをしてきたのである。
今回の事件だけ、アイコン画像を塗り替え、哀悼の意を示すのはなぜなのか、なぜ、過去の今までの凄惨な事件ではやらなかったことを今回だけしてしまうのか、という違和感が大多数なのだ。
『Facebook』プロフィールをトリコロールにする前に考えたいこと(ふじいりょう) – Yahoo!ニュース
フランス・パリの同時多発の爆発・銃撃テロを受けて、『Facebook』がプロフィールにフランス国旗を重ねることができるカスタマイズを用意している。が、実行するのは慎重に考えるべきなのではないか。
bylines.news.yahoo.co.jp
「イスラーム国の衝撃」の池内先生にISについて疑問をぶつけてみた結果と、自分がトリコロールのアイコンに賛同しない理由
ここ数日間、ネットでは「トリコロールアイコンに賛同に違和感を感じる派」と「フランスに哀悼の意を表しても、それは…
www.landerblue.co.jp
中には、賛同者に対して批判や揶揄をし始める人たちも
アイコン画像を変更することに違和感を唱えることにとどまらず、Facebookのキャンペーン自体を批判したり、賛同を揶揄するような意見も続々と飛び出して、まさに「違和感」から「批判」へと対決姿勢は加速していったのだ。
Facebookのプロフィール写真をペイントしている偽善者たちに捧げる4つの視点 : 長谷川豊 公式ブログ 『本気論 本音論』
フェイスブックの自分のプロフィール写真をリコロール色に変えることに対して、賛否が巻き起こっています。既に論は尽くされている気がしますが、言うまでもなく、私は違和感を感じていた一人です。違和感、感じるタイプでしょ?私。安心してください。感じてました。
blog.livedoor.jp
各論者たちは各々に、今回の事件の起こったそもそもの原因を掘り下げたり、それに対して一市民として自分のできる現実的な対応を考えたり、ありとあらゆる方面から、この騒動は語られているのだ。
フランス国旗化したフェイスブックのロゴはもう結構。
過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のテロリストが13日に銃弾と爆弾でパリを引き裂き、少なくとも129人を殺害した事件には、誰もが感じたのと同じ戦慄(せんりつ)を私も覚えた。そして私もまた、2001年の米同時多発テロで崩壊したワ…
www.cnn.co.jp
中には、アイコンを変えなかったことで不利益を被る人も
これはあまりに極端な例だが、Facebookのアイコンをトリコロールにしなかったばかりに、会社の同僚から「敵ではないか」との疑義をかけられ仲間外れにされてしまう人も登場してしまうほどだ。
批判されたら再批判、それでもやめない賛同者たちの理由とは
そして、「Facebookアイコン問題」は新たな展開を見せる。違和感派の人たちの反対論や批判にさらされては、こちらも黙ってはおれぬというので、賛同者たちが、今度は彼らの賛同理由を語り始めたのである。違和感を持たれようが、批判を浴びようが、正しいと思う理由があるからそれをする。正義と正義のぶつかり合いが見て取れる。
それでも僕が、Facebookのプロフをトリコロールにしたわけ
私は、サービス実装後比較的すぐに、三色旗を使用したプロフに変えました。なんでか?ぼくの考えはこうです。
www.huffingtonpost.jp
賛同でも批判でもなく、第三者的な視点から分析する人たちも
こうなってくると、黙ってはいられない人たちは他にもいる。どんな種類の議論でもそうだが、我こそはと名乗りをあげ、かといって賛成にも反対にも与せず、高みの見物をしながら、あくまでも第三者として意見を述べる人たちである。そしてその多くは、どちらも正しいとする相対的な意見なわけなのだが、今回もまた・・・
Facebookプロフィールに仏国旗をつけることに問題はあるか(小野昌弘) – Yahoo!ニュース
Facebookプロフィールに仏国旗をつけることへの騒動で少し気になることがあったので筆をとった。
bylines.news.yahoo.co.jp
Facebookのアイコンをトリコロールにすることについて、様々な意見が出ています。こういう意見も出るだろうなと思ってはいたし、違和感はないです。かといって、自分のアイコンを変更したことを後悔してもいないので、簡単に気持ちを書き留めておきます。*1レインボーの
blogos.com
あるいは、どちらも似たり寄ったりだとする論考も・・・
そして議論は最終局面へ、アイコン云々と騒いでる場合ではなかった
Facebookのアイコン変更で救われる人も中にはいたかもしれないが、事態は、私たちの思っている以上に切迫しているのだ。この事件の首謀者であると言われているISISという過激派組織の存在、欧米各国を中心とした連合軍の対応の問題、シリアからの難民問題などなど。考えなくてはならない問題は山積している。
ISを空爆するより、Facebookプロフをフランス国旗化するより、大事なこと―パリ同時多発テロ(志葉玲) – Yahoo!ニュース
パリでの同時多発テロを受け、各国はIS(イスラム国)への攻勢を強める構えだ。だが、仮にISが殲滅されたとしても、残念ながらテロが根絶されることはない。ならば、どうすべきか。中東取材経験から考える。
bylines.news.yahoo.co.jp
自分と違う意見を持つ人たち受け入れることの重要性
パリ同時多発テロと、その後のアイコン騒動に関連して、私たちがもっとも考えなくてはならないことは、やはりこのことであるように思う。それは、自分と異なる意見を持つ人たちに対して、どのように理解を示し、歩み寄ってゆくのかということだ。それについて考えさせられる記事を見つけたので、ここで紹介して今日のシメとさせていただきたいと思う。
「連帯」と「違いを受け入れること」 | HYamaguchi | note
パリで同時多発テロが発生し、多くの犠牲者が出ている。ISISが犯行声明を出して、それが本当かどうかはともかく、実行犯たちが「Allahu Akbar」と叫んでいたという証言もあるから、少なくともイスラム教過激派の犯行ではあるのだろう。パリといえば1月のCharlie Hebdo襲撃事件がまだ記憶に新しいが、今度はあのときよりさらにたくさんの方が亡くなっている。まずはご冥福を申し上げたい。けがをした方、その他さまざまな被害を受けた方がいよう。併せてお見舞い申し上げたい。で、ここで書きたいのは、テロ事件そのものについてではない。海外でこういうことが起きると必ずその後国内で起きる、ある現象に
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